「安全」は、目には見えません。一見似たような現場であっても、車両や歩行者の通行量、地理的要因や近くで暮らしている方々の状況などはさまざまで、一つとして同じ現場はありません。「安全」のカタチには、決まりきった答えもありません。現場現場に応じた「安全」をどう作り上げていくのか。日々手探りで追い求めています。
現場が好き。だからあえて外勤を選ぶ
車両規制を伴う工事現場などでは、時に不満を露わにされる方にも出会います。それでも丁寧に説明することで、険悪だった表情が和らぎ、次第に笑顔になって最後には感謝の言葉を口にされることも。そんな瞬間が一番やりがいを感じますね。上司には「上級資格を取って会社のリーダーになれ」と言われますが、たくさんの人と接することができる現場が好きなので、内勤にならないようあえて現場業務に必要最低限の資格以外は取っていないんです(苦笑)。 私達はイベントを企画してパフォーマンスを見せるわけでもなく、実際に道路工事を行って生活環境を改善するわけでもありません。でも出演者やお客さんが安心安全で楽しむことができなければ、イベントは成功しません。皆さんの快適な日常を、目に見えないところで支える。それが警備という仕事ですね。
「小遣い稼ぎ」のはずが「天職」に
通常は日勤(8~17時)か夜勤(20~翌5時)の勤務がほとんどですが、今は早朝と夕方のそれぞれ2時間ずつという特殊な勤務にメインで就いています。日中は自由に時間を使えるので、希望すればダブルワークも可能だと思います。 私も大卒後に働いていた愛知県から帰郷後、当座の小遣い稼ぎのつもりで勤め始めました。今や警備の仕事にすっかり魅入られ、やりがいを感じる毎日です。